1960年9月20日に公開の映画「甘い生活」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「甘い生活」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
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甘い生活のあらすじ
1959年公開のフェデリコ・フェリーニの代表作。マルチェロ・マストロヤンニ演じるゴシップ記者の視点で綴られ、高度経済成長期のローマを舞台に、虚栄と退廃に支配される現代生活の哀しさと空虚が積み重ねられていく。第13回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞し、アカデミー賞ではモノクロ映画部門の衣装デザイン賞を獲得、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最優秀監督賞を受賞。映画に登場する友人の写真家パパラッツォは、“パパラッチ”という語の語源となった。マルチェロは作家になるべくローマへやってくるが、現状はゴシップ記者として夜ごと有名人のネタを追いかける生活。エンマという恋人と同棲しつつ、富豪の娘マッダレーナと一夜を共にしたり、ハリウッド女優シルヴィアと戯れたりと、華やかな宴と騒動に身を投じる。そんなある日、エンマを連れて友人スタイナーを訪ね、彼の安定した生活に憧れを抱く。しかし後にスタイナーは二人の子どもを連れ無理心中を企てて死に至る。衝撃を受けたマルチェロは空虚な心のまま、再び刹那的な狂乱へと身を投じていく。
甘い生活の詳細情報
「甘い生活」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | フェデリコ・フェリーニ |
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脚本家 | エンニオ・フライアーノ トゥリオ・ピネッリ フェデリコ・フェリーニ ブルネッロ・ロンディ |
出演者 | アニタ・エクバーグ アヌーク・エーメ アラン・キュニー イヴォンヌ・フルノー ナディア・グレイ ニコ バーバラ・スティール マガリ・ノエル マルチェロ・マストロヤンニ ラウラ・ベッティ |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | イタリア フランス |
公開日 | 1960年9月20日 |
上映時間 | 185分 |
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感想・レビュー
マストロヤンニは若々しい。アヌーク・エーメは美しい。大富豪の娘、マッダレーナ。オープンカーは停める場所を考えなきゃいけないよね。水辺の家によく行くけど、実はそんな事情があったのか。アメリカの女優たちが色とりどりの大作に出演していた時代が思い浮かぶ。アニタ・エクバーグ、初めて見るけれど、その美しさには驚かされる。高く聳え立つ教会の螺旋階段を元気いっぱいに跳ねながら登るシルヴィアを見て、これじゃ痩せるのも無理ないと納得。マリリンにもこのことを伝えなきゃ。広々としたカフェかバーでヒールを脱ぎ捨てて走り回って踊っているけど、裸足で痛くないのかな。友人かもしれない俳優のフランキーは、まるで彫刻のようなひげを生やしている。私でも胸が出てしまわないか不安になるくらいだから、あのカメラマンの名前はパパラッツォ?有名な噴水も登場した。聖母を見る子どもたちの周りには、群がる野次馬や報道陣が。友人スタイナーの落ち着いた生活に憧れ、家に招かれた際にはその穏やかな暮らしをうらやましく思ったのだが、ファニーが。これはまだ未完成だから、また修正するつもり。
価値観に違いはあるものの、セレブリティへの見方はある程度共通しているのではないかと感じた。
物語の後半に友人の死が登場し、展開が乏しく長く感じてしまった。
雌鳥風の演出にしている
全体像はまだ把握しきれていないが、事件と踊りと海といった要素が揃えば十分満足してしまう。
細部まで練り込まれた展開だと感じる一方で、キリスト教的暗喩が濃く、解釈は難解。中盤の聖母出現シークエンスが特に印象的だった。
退廃的なローマの街を背景に、ゴシップ記者と上流階級のセレブたちの虚無的な日々を豪華に描くフェデリコ・フェリーニの代表作であり、第13回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。
圧巻でした。非常に楽しめました。フェリーニには少し苦手意識があったものの、その印象が一変しました。冒頭のキリスト像がヘリで運ばれるシーンから、その独特な雰囲気に引き込まれました。
ビルの壁に映るヘリの巨大な影の中で、人々が立ち上がり手を振る様子だけで、すでに一つのスペクタクルが成立しています。不気味で皮肉を感じさせる中に、画面全体に美しさが広がっていて、言葉では表現しきれないほど素晴らしいです。しかもこのシーンが、ラストの少女にさりげなく繋がるところも見事です。
各ショットは綿密に計算されており、細部にまで徹底的にこだわられているのが伝わります。その見せ方も自然で、嫌味を感じさせず巧妙です。
特に印象的なのは、何度も繰り返されるパーティーシーンです。人々の動き、華やかな衣装、光と影のコントラスト、小道具の配置、聖と俗の対比、そして音楽、そのすべてが狙って完璧にコントロールされています。華やかさが増すほど、空虚さが際立つ構造がとても興味深いです。
そして、アニタ・エクバーグがトレヴィの泉で水浴びするシーンも圧巻でした。映画史に名を刻む理由がよく分かります。あの景色はいつまでも記憶に残りたいと思いました。美しすぎます。
虚飾の中で生き、他者の視線を気にしながら、最終的には孤独に取り残される物語は、今見ても全く古さを感じさせません。むしろ、現代の方が通じるのではないかと思います。虚飾を描きながら、決して突き放さず、その中にある人間の哀愁や弱さを見出すあたたかさも心惹かれました。風刺雑誌の作家としてキャリアを始めたフェリーニならではの視点が、ここでも光っています。
フェリーニが後に目指す「ネオリアリズムからの脱却」や「空想と現実の境界を曖昧にする手法」が、すでにこの作品に現れているのが興味深いです。
本当に面白かったです。非常に芸術的な作品なのに、「映画は芸術である前に、娯楽であること」を思い出させてくれる不思議な作品でした。このレベルに達すると、無音で観ても十分楽しいと思います。フェリーニは天才ですね。この映画の魅力を理解できた自分が嬉しいです。最高です!
#オールタイムベストマト100
非常に「ロマンティック」な映画
戦後のイタリアの栄光と衰退を描いた名作
敗戦国であるイタリアが失ったものを取り戻そうとする旺盛なエネルギーと、その背後に潜む虚無感が、時代の雰囲気として巧みに表現されている。
物94
演98
ビ100
サ100
ト99
491
うわー、かなり退廃的
セレブたちの遊びが時代遅れで、現代の視点では少し距離感を感じるが、その退廃ぶりは60年経ってもなお衝撃的で、ひどい。登場人物は誰一人として真剣に働いている様子が見えず、笑いを誘う。
シルヴィアと夜の広場を散歩する有名なシーン。この映画の中で最も美しい絵だった。そして、最も静かな瞬間でもあった。その他はずっと騒がしかったからこそ、その静けさが一層際立ったように思えた。
あの無邪気な少女とマルチェロの二日酔いの対比が興味深かった。子どもは無垢であっても、いつの日かあんなに汚れてしまうものなのだろうか。
あの少女の声が届くまでは、マルチェロはまともな本を一冊も書けないのだろうな。
イタリア人のおすすめで観たけれど、全然理解できなかった。ドレスを着たままでの噴水に入るシーンがとても印象的だった。
モランディとニコ。DVD特典のFellini’s TVは途中で打ち切られている。
甘い生活とは一体何だろう。ある女性に恋をし、甘い恋愛に溺れるという意味かと思いきや、実際は別の甘さを持つ女好きなダメ男の物語だった。フェリーニ監督の映画を初めて観たが、掴み所のない展開に戸惑い、マルチェロの転職も会話から初めて知ることとなる。普通のストーリーとは異なるフェリーニならではの表現には戸惑い、結局半分も理解できたとは言えなかった。最初に登場したアメリカの女優を追いかけるのかと思っていたが、結局、女なしではいられない彼は次々と女性に手を出していた。マルチェロは父親の遺伝を完全に受け継いでいた。う〜ん、甘いね!本当に甘い生活だった。