これがセガからファンへの“答え”だ！ SEGA Fan Meet-Up 2018

2018年4月16日

4月14日（土）・15日（日）の2日間に渡り、ベルサール秋葉原で行なわれた「セガフェス2018」。そのオープニングイベント「～すべてのセガファンに感謝をこめて～ SEGA Fan Meet-Up 2018」では、株式会社セガホールディングス代表取締役会長CEOの里見治紀氏がセガファンに向けて4つのビッグニュースを届けてくれた。

里見会長はセガロゴ入りのTシャツを着て登壇。

今回で2回目の開催となるセガフェスについて、里見会長はセガのコンセプトである「感動体験の提供」に触れ、「会場の皆さんにいっぱいエンターテイメントを用意して、セガ社員とファンが一緒に感動できれば」と語った。その言葉どおり、来場したファン、そしてセガフェスを生放送で観ているファンを感動させる4つのニュースが、里見会長の口から飛び出したのだった。

新生「SEGA AGES」始動！

セガゲームの名作を復刻する新生「SEGA AGES」が、Nintendo Switch向けに2018年夏より始動！　15タイトル以上がラインアップされており、ダウンロード専用ソフトとして日本・北米・欧州で同時展開するとのこと。この日明らかになった『ソニックザヘッジホッグ』『サンダーフォースⅣ』『ファンタシースター』のほか、15日には『アレックスキッドのミラクルワールド』『ゲイングランド』の復刻も発表された。

単なる移殖ではなく、すべてのタイトルに追加要素が用意されているというから楽しみだ。

メガドライブミニ（仮称）が発売決定！

今年はドリームキャストが20周年、メガドライブが30周年にあたる記念すべき年。そう切り出しつつ「カンのいい方はすでに気づいているかもしれませんが、というか産経新聞さんにリークされてしまったんですけど（笑）」と前置きして、里見会長が手にしたものは……なんとミニサイズのメガドライブ！　すでに一部で話題になっていたが、実物が公開されたのはこれが初めて。2018年中には発売されるとのことで、来場したファンからはどよめきが起こっていた。

収録タイトルは「ゲーム業界を席巻したものからマニアがうなるようなものまで」と言うから、メガドライブファン、セガファンはもちろん、ゲームファンならおおいに期待していいだろう。詳細は近日発表されるとのことなので、楽しみに待ちたい。

「メガドライブミニ（仮称）」は両手に収まるくらいのサイズ感。早く触ってみたい！

『シェンムーⅠ＆Ⅱ』が帰ってくる！

2016年11月に開催された第1回目のセガフェス内で行なわれた48時間生番組で、深夜の緊急企画として行なわれた「第1回セガフェス総選挙」。その復活期待部門で第4位に選ばれたのが『シェンムー』だった。こうしたファンの声を受けて、何と『シェンムーⅠ＆Ⅱ』が現代のプラットフォームで復活する。

この発表に際して、セガヨーロッパでマーケティングや販売戦略などの責任者を務めるジョン・クラーク氏が登壇。今回の復刻版はオリジナルのクラシカルな世界観を大切にしながら丁寧に移殖していると語り、「『シェンムーⅠ＆Ⅱ』はセガのレジェンドとして、復活を待ち望んでいたファンが数多くいます。今この瞬間、世界で拍手が鳴りやまないと思います」と興奮気味にコメントしてくれた。

国内では2018年中にPS4で発売が予定されており、ヨーロッパやアメリカでも発売予定だ。

発表会では主人公・芭月涼の格好で話をしようと決めていた、というクラーク氏。通訳の方にもシェンファの衣装を着るようにお願いしていたと言うから、そのこだわりぶりがわかるというもの。

クラーク氏は英語でトークを行なったが、締めくくりには日本語で「シェンムー最高です！」と叫んで会場を沸かせた。

『新サクラ大戦』――始動!!

先ほどの「第1回セガフェス総選挙」復活期待部門で第3位となったのは『電脳戦機バーチャロン』、第2位となったのは『ジェットセットラジオ』。そして、ぶっちぎりの第1位に輝いたのが『サクラ大戦』だ。これらの結果を映像で振り返ったあと、スクリーンに映し出されたのは……「新サクラ大戦始動」の文字。その瞬間、会場には割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

『新サクラ大戦』の舞台となるのは大正29年、帝都・東京。IPとしての『サクラ大戦』のDNAを受け継いだ完全新作となるそう。里見会長自らが製作総指揮を務め、「この時代にふさわしい最新のプラットフォームで、セガの威信を賭けて鋭意開発中」だというから、とてつもない傑作になることは間違いなさそうだ。近日中にプロジェクト全体の発表会が行なわれる予定なので、こちらは追って詳報をお伝えしたい。