「PlayStation Award 2016」受賞タイトルが決定! PS Store内特設ページにてキャンペーンを開催中

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA)は12月13日(火)に開催された「PlayStation Award 2016」にて、日本を含むアジア地域でヒットしたプレイステーション関連タイトルの授賞式を行なった。「PlayStation Award」は1995年から毎年開催されており、今年は「PlayStation VR特別賞」と「インディーズ特別賞」を新設。プレイステーションフォーマットの可能性と、SIEJAの志を感じさせる内容となった。

 

 

<インディーズ特別賞>
プレイステーションのタイトルラインナップの拡大に貢献したインディーズ5タイトルが対象。東方Projectの二次創作ゲーム『東方紅輝心』が受賞したのが印象的だった。

 

PS4/PS Vita『Downwell』(GHI Media LLC)
PS4/PS3『Goat Simulator』(Double Eleven Ltd.)
PS4『Salt and Sanctuary』(Ska Studios LLC)
PS4『東方紅輝心』(メディアスケープ)
PS4『ロケットリーグ』(Psyonix Inc.)

 

<ユーザーズチョイス賞>
ユーザーからの投票による上位10タイトルが対象。人気シリーズが並ぶなかで、『ドラゴンクエスト』シリーズに新風を呼び入れた『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』が目を引く。

 

PS4『Bloodborne The Old Hunters Edition』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4『DARK SOULS Ⅲ』(フロム・ソフトウェア)
PS4『Fallout4』(ベセスダ・ソフトワークス)
PS4『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4『オーバーウォッチ』(スクウェア・エニックス)
PS4/PS3『コール オブ デューティ ブラックオプスⅢ』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4/PS Vita/PS3『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(スクウェア・エニックス)
PS4/PS3『ペルソナ5』(アトラス)
PS4/PS3『龍が如く 極』(セガゲームス)
PS4『レインボーシックス シージ』(ユービーアイソフト)

 

<PlayStation VR特別賞>
PlayStation VRの日本・アジア市場での盛り上がりに貢献した5タイトル。現在PS VRは品薄状態となるほどの人気ということもあり、来年以降はさらなるタイトルの充実とVR市場の盛り上がりに期待できそうだ。

 

PS4『NORTHERN LIGHTS―極北の夜空に輝く光の物語―』(オリハルコンテクノロジーズ)
PS4『PlayStation VR WORLDS』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4『Rez Infinite』(エンハンス・ゲームズ)
PS4『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』(バンダイナムコエンターテインメント)
PS4『初音ミク VRフューチャーライブ 1st Stage』(セガゲームス)

 

<PlayStation Network Award>
PlayStation Networkでの売り上げ上位3タイトル。

 

PS4/PS3『ウイニングイレブン 2016』(コナミデジタルエンタテインメント)
PS4/PS3『ドラゴンズドグマ オンライン』(カプコン)
PS4/PS Vita『ファンタシースターオンライン2』(セガゲームス)

 

<Gold Prize>
累計出荷枚数とダウンロード数の合計が50万を超えたタイトルが対象。100万以上が対象となる「Platinum Prize」に該当するタイトルがなかったのは残念だが、それでも「Gold」の冠を戴くにふさわしい顔ぶれが揃った。各タイトルの開発に携わったクリエーターによる受賞コメントも紹介しよう。

 

PS4『DARK SOULS Ⅲ』(フロム・ソフトウェア)
PS4『The Last of Us Remasterd』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4『ウィッチャー3 ワイルドハント』(スパイク・チュンソフト)
PS4/PS3『コール オブ デューティ ブラックオプスⅢ』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
PS4/PS Vita/PS3『実況パワフルプロ野球2016』(コナミデジタルエンタテインメント)
PS4/PS Vita/PS3『ソードアート・オンライン ロスト・ソング』(バンダイナムコエンターテインメント)
PS4/PS Vita/PS3『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』(スクウェア・エニックス)
PS4/PS Vita/PS3『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(スクウェア・エニックス)
PS4/PS3『ペルソナ5』(アトラス)

 

『DARK SOULS Ⅲ』
フロム・ソフトウェア ディレクター 宮崎英高氏
「先ほど発表頂いた『DARK SOULS Ⅲ』をユーザーズチョイス賞に選んで頂いて本当にありがとうございます。選んで下さったユーザーさんにこの場で感謝を伝えさせてください。ディレクターとして、またチームの一員として、非常に嬉しく思っています。励みになります。そして、今回のGold Prizeについても、まずは支えて下さったユーザーさんにお礼を申し上げたいです。『DARK SOULS』シリーズの大きな区切りとなるこの『Ⅲ』がこのような素晴らしい賞を頂けたこと、本当に嬉しく思っています。フロム・ソフトウェアのメンバー、バンダイナムコエンターテインメントのチームのメンバー、皆の成果の結果だと思っていますので、わがままなディレクターですがご苦労おかけしましたとお礼を申し上げて、喜びを分かち合いたいと思います」

 

『DARK SOULS Ⅲ』
バンダイナムコエンターテインメント CS事業部長 渡邉浩孝氏
「本日は栄えある賞を頂きましてまことにありがとうございました。1作目からフロム・ソフトウェアさんと一緒に歩んできた作品で、シリーズ3作目にようやくこの場に立つことができました。ひとえにユーザーの皆さんのおかげだと思っています。『DARK SOULS Ⅲ』はこの後も追加ダウンロードコンテンツもありますので、引き続き宜しくお願いします」

 

『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
ソニー・インタラクティブエンタテインメント ローカライズスペシャリスト 谷口新菜氏
「『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』へのユーザーズチョイスにご投票頂いた皆さん、ありがとうございます。この『The Last of Us Remasterd』は2013年に出た『The Last of Us』のリマスター版なんですけども、オリジナルの方もそうなんですが本当にじわじわと売れてGold Prizeを達成できた作品です。ユーザーの皆さんがプレイした感想を書いてくださったりとか、この作品をすごく気に入ってくださったメディアの方が長めのコラムを書いてくださったりとか、あるいはお友達に勧めて頂いたりとか、そうやって少しずつ日本・アジア地域に広がっていった作品です。それがGold Prizeという区切りになる賞を頂いたことを本当に嬉しく思っています。このことは(開発会社の)ノーティードッグにも伝えまして、彼らも非常に喜んでいました。特に今年はノーティードッグがプレイステーションフォーマットで日本で発売してから20周年になります。その記念に、この作品にこういう賞を頂けたことは本当に嬉しいです。ちょうどさる12月のPSXでパート2の発売もありましたので、このあとも続く物語にご期待頂ければと思います」

 

『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
ソニー・インタラクティブエンタテインメント ローカライズプロデューサー 安次嶺クリス氏
「この『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』がGold Prize受賞ということで、本当に嬉しく思っています。『アンチャーテッド』は2007年から続くシリーズで、今年で10年目を迎えます。今回の作品が4作目にあたるんですけども、初めてのGold Prizeということで本当に良かったと思っています。このように受賞できたというのは、素晴らしい作品を作って頂いたノーティードッグ、また最高のローカライズをして頂いたローカライズチームの方々、販促をして頂いたSIEジャパンチームの方々、そして何よりもこの作品を買ってプレイして頂いたユーザーの皆様のおかげに他なりません。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。『アンチャーテッド』は約7ヵ月前に発売されましたが、まだオンラインの方でマッチプレイなども盛り上がっていまして、今後新しいDLCなども配信していくので、引き続き応援のほど宜しくお願いします」

 

『ウィッチャー3 ワイルドハント』
CD Project RED シニア バイス プレジデント オブ ビジネス デベロップメント
ミハーウ ノワコウスキ氏
「ポーランドの開発チームすべてを代表して、まずは『ウィッチャー3 ワイルドハント』にこの賞を頂けたことを大変喜ばしく思っております。ユーザーさんのおかげでこの賞を頂けてありがたいと思っております。リヴィアのゲラルトという主人公は東ヨーロッパの神話にもとづいて形作られたキャラクターだと言われています。そういった背景があるにも関わらず、多くの日本とアジアの皆様にこのタイトルを愛して頂けて、次の開発に向けての力とさせて頂ければと思います。私がゲーマーの皆さんに求めることはひとつだけで、これからも素晴らしいゲーマーで居続けて頂ければと思います」

 

『コール オブ デューティ ブラックオプスⅢ』
アクティビジョン・ブリザード アジア・コマーシャルディレクター ポール ブッチャー氏
「アクティビジョンを代表して、このたびの受賞について栄誉に思います。日本全国の『コール オブ デューティ』ファンの皆さん、本当にありがとうございます」

 

『実況パワフルプロ野球2016』
コナミデジタルエンタテインメント エグゼクティブディレクター 谷渕弘氏
「『実況パワフルプロ野球』は1994年に産声をあげまして、今年で23年目になります。23年目にして、Gold Prizeにエントリーされた素晴らしいタイトルに肩を並べることができたというのは、ひとえにファンの皆様のおかげだと思います。この『実況パワフルプロ野球2016』に関しましても、サクセス2周年ということでサクセスにフューチャーしたところ、本当に大変だったんですけれども、制作チーム、広報、営業と本当にひとつのチームとなって、この偉業を達成できたと思っています。そして、何よりもこのシリーズを愛して下さり、ここまで支持して下さっているファンの皆様あってのことだと思います。プロ野球は今シーズンオフとなっていますけども、『パワプロ2016』では初めてシーズン終了時のデータを今週アップデートしますので、ぜひ『パワプロ』をまだまだ楽しんで頂けたらと思います」

 

PS4/PS Vita/PS3『ソードアート・オンライン ロスト・ソング』
バンダイナムコエンターテインメント プロデューサー 二見鷹介氏
「このタイトルを受賞させて頂いて嬉しく思っております。ひとえにユーザー様のおかげだと思いますし、『ソードアート』の原作者である川原先生、『ソードアート』のアニメチーム、原作チーム、社内の宣伝・プロモーションの方々の力があって、ここに立てているのだと思っています。ビッグタイトルが並ぶなか、こういう賞をゲーム業界に入って10年目に獲れたことを本当に嬉しく思います。アニメも劇場版が2月に公開されますし、原作もゲームも新シリーズが続いていくということで、ユーザーの皆様、開発チーム一同含めてさらなる『ソードアート』の広がりを持たせるような楽しみ方ができるような作品を今後も作っていきたいと思います」

 

『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』
スクウェア・エニックス プロデューサー 青海亮太氏
「本日はこのようなGold Prizeという賞を頂き、本当に嬉しく思います。コーエーテクモゲームスの開発スタッフ一同とも共に喜びを分かち合いたいと思います。昨年も前作『ドラゴンクエストヒーローズ』で登壇させて頂いたんですけれども、まさか2年連続で受賞することになるとは思いもよりませんでした。これもすべて応援してくださったユーザーの皆さんのおかげだと思っております。今年『ドラゴンクエスト』は30周年を迎えることができました。これからも皆さんにたくさんの冒険をお届けできるよう、日々さまざまな挑戦をしていきたいと思いますので、31年目以降もぜひ宜しくお願いします」

 

『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』
スクウェア・エニックス プロデューサー 藤本則義氏
「本日はこのような名誉ある賞を頂きまして、ファンの皆様、ユーザーズチョイス賞を投票して頂いた皆様、開発スタッフの皆様、本当にありがとうございました。『ドラゴンクエストビルダーズ』はRPGとサンドボックスの要素が融合した新しいスタイルのゲームでして、発売前はけっこう敬遠されている方もいらっしゃったのかなと認識しております。ですが、発売1週間前に出した体験版が瞬く間に評判になりまして、その勢いで発売初日にゲームが完売するという事態になってしまいました。このゲームのゲーム性がユーザーさんの口コミによって広がっていったというところがとても嬉しく思っています。これからも『ドラゴンクエスト』はユーザーの皆様のご期待にそえられるように頑張っていきますので、応援のほど宜しくお願いします」

 

『ペルソナ5』
アトラス クリエイティブプロデューサー/チーフディレクター 橋野桂氏
「『ペルソナ5』はけっこう開発に苦労しまして、スタッフの皆と苦心しながら何とかリリースにこぎつけた作品なんですが、その間大勢の皆さんからご支援を受けることができて、さらに何よりユーザーの皆さんがずっと期待の声を届けてくれた。それでリリースにこぎつけることができて、そしてこのような素晴らしい賞まで頂けて、本当に感無量です。アトラスの開発スタッフ全員を僭越ながら代表しまして、心よりお礼を申し上げます」

 

授賞式のあとには、プレイステーション4のテレビCMでおなじみの山田孝之さんよりビデオメッセージが到着。「できないことが、できるって、最高だ。」というPS4のキャッチコピーを交えながら、ゲームが好きなのにできない多忙な近況を語ってくれた。以下にメッセージ全文を掲載するので、ぜひニヤニヤしながら読んでもらいたい。

 

 

山田孝之さんメッセージ全文
「本当は『PlayStation Award 2016」の会場に行って皆さんとお祝いしたかったんですけども、ちょっと忙しくてビデオという形になりました。早いもので今年もあと半月ですね。2016年、僕はさんざんプレイステーションをPRしてきたんですが、当の本人は働き過ぎてさほどゲームができていないという状況です。毎晩毎晩グループLINEで「今日何時にインできる?」みたいな「俺10時から」「俺11時から」みたいなことが行なわれているのを横目で見ながら眠りにつくという日々を繰り返しています。しかしそろそろこの忙しさにも限界が来たので、所属事務所を訴えて、2017年はひたすらゲームをやろうと思っています。最後に、『できないことが、できるって、最高だ。』をくれたプレイステーション関係者の皆さんに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます。これからもどんどん面白いゲームを世に出してくれることを祈ってる、待っています。楽しみにしています。以上、通りすがりのゲーマーこと山田孝之でした」

 

式の締めくくりにはSIEJAプレジデントの盛田厚氏が登壇し、プレイステーションとゲーム業界の今後に向けて熱い思いを語った。先にノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランに触れ、「反体制の象徴だったボブ・デュランがノーベル賞を獲る時代ですから、ゲーム業界からもノーベル文学賞を受賞する人が出てきてほしいと思います。シブサワ・コウさんとかぜひ受賞してほしいと思います」という言葉には会場も大盛り上がり。すでにピークを超えたと言われるコンソールゲーム市場についても、「まだまだ天井も見えていないんじゃないか」と大きな伸びしろがあると自信を見せた。

 

盛田氏の言葉どおり、PS4は全世界で5千万台超のセールスを記録し、PS VRの登場も追い風となって活気づいている。現在2017年1月9日(月)までの期間限定で、PS Storeにて「PlayStation Awardsコレクション」コーナーを設置し、期間中に受賞タイトルを購入した人全員の中から抽選でスペシャルグッズをプレゼントするというキャンペーンを実施中だ。この機に、気になるタイトルを遊んでみてはいかがだろうか。

 

PlayStation Awardsコレクション
キャンペーン期間:2017年1月9日(月)まで
キャンペーン概要:期間中に対象コンテンツを購入・ダウンロードし、応募券をダウンロードした方の中から抽選でスペシャルグッズをプレゼント
キャンペーンサイト http://www.jp.playstation.com/psn/store/cp/20161213-PSAwards/index.html