あの感動のコンサートが今年も開催。 テイルズ オブ オーケストラコンサート2018
2018年10月9日
10月6日、パシフィコ横浜・国立大ホールにて『テイルズ オブ』シリーズの音楽イベント「テイルズオブ オーケストラコンサート2018」が開催された。毎年会場全体が感動に包まれる同コンサートも今年で4回目を数える。昨年までの東京国際フォーラムから今年は会場も変更し、初めての週末開催となったコンサートの模様をお届けする。
会場ロビーには、恒例となった登場人物たちが出迎え、また、オフィシャルグッズ販売コーナーにも長蛇の列ができ、一部の商品が品切れとなっていた。
コンサートは、「テイルズ オブ ファンタジア」より、夢は終わらない ~こぼれ落ちる時の雫~でスタート。(当日のセットリストは後述。)クラシックコンサートでは珍しい「ペンライト」の使用が可能であったため、曲に合わせたカラーが客席でふられるといった試みも行われ、会場内を同色の光が優しく照らしていた。
7曲目は、「テイルズ オブ ジ アビス」ティア・グランツのキャストである、ゆかなさんが登場し、譜歌~song by Tear」を歌唱。「2005年12月の発売以来、一度も歌う機会がなかった」との事で、前からぜひ歌ってみたいと、最近も思っていた矢先に今回のお話があり、あまりの急展開ぶりに、ご本人が一番びっくりされたそう。また、制作を担当した、藤原さん(BUMP OF CHICKEN)はこの曲を「楽曲」として高めていったことや(ゆかなさん)本人として歌うのか、ティアとして歌うべきなのかとの想いがあったとのエピソードも披露した。
多くの『テイルズ オブ』シリーズを手がける、桜庭統さんも今回も登場。第一回目から参加しているが、今回は演奏しないが、「演奏することより、しない方が緊張する」と語り、会場を沸かせた。曲作りに関しては、シナリオを読み、画像を見て、制作を進めるが、自分の中で(イメージが)広がってしまうため、あまり深く読み込むことはせず、あえて、余白を作るようにしている。また、戦闘時の曲はループするので、特にメロディを立たせることで、プレイヤーの気持ちは同じように上がるように心がけているとの話を聞くことができた。
今回で2回目の出演となった、BONNIE PINKさん。「今回もまるで、大きな船に乗っているようで、気持ちのよいステージだった」と語り、曲に関しては、「10年前、ユーリとフレン、2人の真ん中にいるような立ち位置で歌った。正義にはいろんな形があると思った」と、当時の想いを披露した。
TOVバトルメドレーでは、プレイ画面がさらに観客を引きつけていた。
アンコール2曲目にサプライズ。シークレットゲストのカノンさんによる、鳥は鳴き、僕は歌う。
エンディングでは、出演者全員がステージに登場。鳴りやまぬ拍手の中、来年の開催も感じさせながら、今年のオーケストラコンサートは幕を閉じた。
セットリスト
M1:夢は終わらない ~こぼれ落ちる時の雫~
M2:progress
M3:永遠の明日
M4:ボスバトルメドレー
Beat the angel
Final destination
Person who conceives frenzy
The wilderness of sadness
M5:戦闘曲メドレー
DONA NOBIS PACEM
Encounter
突き進め、その刃尽きるまで
Beginning of a battle
翼を広げて未来を開け
M6:ソフィ
M7:譜歌~song by Tear~
M8:TOVマップメドレー
青年の気ままな日常
華の調べ
鏡に映る夢魔
はなやぐ命、育む光
天を貫く滅びの微
M9:火花散らして
M10:満月と明星と~鐘を鳴らして~
M11:TOVバトルメドレー
戦いの火蓋
闘志もっと燃やして
不撓不屈
頂を目指せ
完全無欠の勝利!
EC1:flying
EC2:鳥は鳴き、僕は歌う
EC3:夢であるように
(c)いのまたむつみ (c)藤島康介 (c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.